当院ではバイオトライポロジー(生体潤骨理論)にのっとり、やさしく整復します。 人の体は重力の中でうまく機能するようにできています。 このことを関節を例にとって解説すると、人の関節は、骨と骨との間に関節包という袋があり、その中には関節液という液状のものが満たされて構成されています。 わかりやすくいうと、ガラス板のようなつるつるの板の上にサラダ油などを塗って、もう1枚ガラス板をはさんだようになっています。この上になったガラスを上方にしきはがすようにすると、サラダ油の吸着力で動きません。ところが上からぐっと踏んずけてやれば、ちょうどバナナの皮を踏んだように、ズルっと動きます。 これがバイオトラポロジー(生体潤滑理論)です。 |
人の体は関節に限らず、様々なところでIGという重力のもと機能するようにできています。低気圧になるとからだの不調が出てくるのを考えてもわかりますね。 よって牽引などの非重力状態をつくり出すことは、体にとって非常に悪いことです。(牽引治療については又、別に述べます。)当院ではこのバイオトライポロジーをふまえて、体にやさしい治療を致します。 |
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@関節には、骨と骨の間に関節包という袋があり、その中に関節液が入っています。ガラスの上に油を塗ってもう1枚ガラスを乗せたようなものです。 |
Aこれを両側から引っ張ると関節内が陰圧になり、関節の動きは悪くなります。(図2) |
B逆に油の上に置いたガラスを上から押し付けてみると、スルスルっと滑ります。(図3) |