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自分で出来ること

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歩くことの大切さ

我々人類は長い年月をかけて、2本の足で立ち、歩くという直立2足歩行を獲得しました。
しかるに現代人は“歩く”ということを放棄しつつあります。
ちょっとした距離でも自転車、バイク、あるいは車などで移動します。
一般的な日本人で、はたして1日5千歩歩いているでしょうか?
我々人類は、2足歩行を獲得した時点で歩くことにより体調を維持するようにできています。歩くことによりふくらはぎの筋肉が収縮し(ミルキングアクション)下肢の静脈血やリンパ液を中枢にもどす働きをします。
又、歩く振動で腎臓のろ過機能を物理的に助けます。
歩く時、仙骨がうなずき運動をし、脳、脊髄の還流を促します。
逆に歩かなくなると、足はむくみ、頭はボーッとし、全体的に体の活力がなくなります。
目標は1日40分。少し汗ばむまで歩きましょう。

まずは歩いてみよう。【恒例の歩こう会】

宮内鍼灸整骨院では月に1回、川べりを歩く「歩こう会」を催しています。ご近所のさまざまな年代の方々が和気あいあいと歩いて健康づくりをされています。お一人でお初めになるよりも、みんなで歩くことをおススメします。

<基本内容>
・できるだけ軽装で運動靴やジョギングシューズを履きます。
・足で一本線をはさむように歩く。
・上体はやや前傾させ、まっすく前を見る。
・肘を必ず屈曲させ、後ろへ引くように振る。
・手は強く握らず、親指を立てる。
・歩幅はできるだけ広げる。

【間接のゆがみについて】

以下のような姿勢が関節のゆがみをうみ出します。
その一例をご紹介します。

<不良姿勢>

・高枕  
頚椎後部が過牽引され、生理的前湾を失う。

 
・足の投げ出し座り   
尾骨を圧迫します。疲れたときにやりがちなポーズ。でも背骨が曲がってさらにからだは悲鳴をあげそうです。

・体育座り  
尾骨を圧迫し、小児から成長期には側湾の引き金因子にもなる。

 
・肘枕による横寝   
長い習慣により変形を助長します。

・あぐら座り 
骨盤が左右にひろがってしまいます。

 
・足組み座り  
骨盤が捻れ、左右に広がってしまいます。

WB体操

仙腸関節に潤骨を与え腰痛を予防します。雨の日など、歩けない時に行って欲しい体操です。壁の前で足を肩幅に広げ、つま先は正面に向ける。両腕を壁に向かってまっすぐ伸ばす。

 

@鼻から息をすって
A息をはきながらゆっくりと座っていく[ 踵が上がらないように注意 ]
Bお尻をやや後ろに突き出すような気持ちで
C2〜3回呼吸して(整えてから)背中を真っ直ぐにする。
D息を吐きながらゆっくりと立っていく
Eゆっくりと立っていく

首や指をボキボキならすのはやめましょう

関節を急に捻ると関節内が陰圧になり、キャビンテーションという泡ができ破裂します。この時超音波を発生し、関節軟骨などを傷つけます。この傷ついた組織を修復する際、壊れた部分は厚くなります。指を鳴らすと節が太くなるのはこの為です。首を鳴らす習慣のある方は、慢性的な頭痛に悩まされる可能性があります。今すぐやめましょう。

 

< 正しい冷やし方 >

*****生理的局所冷却法*****

1.冷凍庫の氷を、一度水でゆすぐ。注1
2.その氷をビニール袋に入れ、少量の水を入れる。
3.できるだけ空気を抜き、痛いところに直接当てる。注2
4.氷が溶けるまで、じっと待つ。(季節によりますが、約1〜2時間が目安です。
注1.氷を水でゆすぐのは霜をとるためです。そのままの氷を肌に当てますと、凍傷を起こす恐れがあります。
注2.直接肌に当てるのは、氷が溶ける時の温度が一番冷却効果が高く、効率が良いからです。また、市販の保冷剤(アイスノン等)では、設定温度が一定でなく生理的冷却法には不向きで、低温やけどの危険があります。また、タオルの上から冷やしたりすると、生理0℃が維持できず冷えの原因となりますので必ずビニール袋を直接肌に当てて冷却するようにしてください。

ハチドリのひとしずく

森が燃えていました。
森の生き物たちは、
われ先にと逃げていきました。
でも
クリキンディという名のハチドリだけは
口ばしで水のしずくを
一滴ずつはこんでは、火の上におとしていきます。
動物たちはそれを見て
「そんなことをして何になるんだい」と笑います。
クリキンディは答えます。
「私は、私にできることをしているだけ。」

ご紹介したこの短い物語には、大きなメッセージが込められています。
クリキンディは、ハチドリという小さな体ながら、大きな勇気をもっているように感じられます。
そして他の動物たちは臆病者で、自分さえ良ければいいといった卑怯者のように感じられます。
でも、動物たちが火事を消そうともせずに逃げ出してしまったら本当の理由は何だったのでしょうか・・・?
大きな体で力もちのクマは、幼い子グマを守るために避難したのかもしれません。
足の速いジャガーは、後ろ足を使って火に砂をかけることに気づかなかっただけかもしれません。
雨を呼ぶことができる”雨ふり鳥”は、自分たちの降らせる雨が、火を消すことがきることを知らなかったのかもしれません。
クリキンディは伝えてくれているのです。
他の人を非難したり、怒りや、憎しみや妬みに身を任せる暇があったら、自分にできること、自分にもできることを淡々とやっていこうよ と。
クリキンディは伝えてくれているのです。
私たちは、あまりに大きな問題や困難や、力に取り巻かれてしまう時、それを考えるだけで気が遠くなってしまったり、あきらめや無力感に心を支配されてしまいますが、どんな困難な中にいても、私たち1人1人には、「できること」が必ずあるんだよ と。
クリキンディは教えてくれているのでしょう。
あの燃えていた森は、この世の中を覆っている霜の事かもしれないと。
戦争、飢餓、貧困、差別、そして環境破壊・・・。
この世の中は大変な問題でいっぱいです。
でも、もっと大きな問題は、これらの事に対して、「自分には問題を解決する力なんて無い」とか「そんな事をして何になるんだろう」と、大切な事柄や行いに目をつぶってしまうことです。

私たち1人1人は、ちいさなハチドリの力に過ぎないかもしれませんが、この無力感やあきらめを吹き払い、しっかりと目を開き、問題を向かい合い、「わたしにできること」について考え、行動し、それらを積み重ねてゆくことができるとしたら、燃えている森の「火」を消す力にだってなるのかも知れません。

ハチドリのひとしずくの詳しいお話はコチラから>>